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サバイバー 60 ~退院から初検診まで~

前回の続き・・・。


家に帰るが疲労感が半端ない。


着替えるとすぐにベッドに横になる。


気が付くと、 6 時を回っていた。


退院後、初の家での食事である。

《メニュー》

7 分粥

すき焼き

ブロッコリー

かぼちゃの煮物

春雨サラダ


家内が退院祝いにとすき焼きを準備してくれていた。


焼いたものだと負担がかかるから煮込んだものであれば大丈夫だろうと考えてくれたらしい。


久々の人と食べる食事は良いものである。


人と会話をしながら食事することの喜びを実感する。


食時を終えのんびりとテレビを観ていると・・・。


家:「アイスクリーム買ってるよ。」


私:「えっ!ホンマ!!うれしいわ!!!」


食後のコーヒーも飲めない私にとって、唯一の楽しみである・・・ぃぇ━━━━ヽ(*゚ω゚)人(゚ω゚*)ノ━━━━ぃ♪

退院した日に感じた違和感・・・。


舌の痺れが思ったより大きい・・・。


舌の熱の完治能力の低下・・・。


体力の低下・・・。


医師は舌はいずれ感覚も回復すると言っていたので、この時はそれを期待していた。


現在、既に半年が経過しているのだが、舌の痺れは少なくはなったものの相変わらず残っている。


熱い物を食べるときは、かなりの注意が必要である。


翌日からも、体力回復のため、事務所への生き帰りは歩いて行った。


しかし、通常かかる時間の 1.5 倍は優に掛かった。


これまでは歩く速度は人より早い方だと思っていたが、通勤の女性に平気で追い越されていく。


食事は、家内が食べやすいように工夫を凝らしてくれて、本当に助かった。


ようやく、普通のご飯に戻したのは、退院して 12 日後の 12 月 16 日だった。

《メニュー》

ご飯

トマト鍋


普通のご飯に戻したといっても、鍋のお汁をすくいながら柔らかくして流し込めるだろうという判断のもとである。


12 月 19 日木曜日・・・。


退院後、初検診の日である。


9 時 30 分。


最初に、2 階 22 ブロックの歯科口腔外科へ向かう。


受付を済ませるとほどなく、ディズプレイに番号が表示され診察室へ入る。


コンコンコン♪


私:「おはようございます。」


医:「おはようございます。」


診察台へ座る。


医:「お変わりありませんか? 」


私:「特には・・・。」


医:「はい。それでは、口を開けて下さい。」


私:「はい。」


医:「大丈夫そうですね~。」


私:「はい。」


医:「ただ、少し磨き残しがあるようなので、衛生士にブラッシングしてもらいますね~。」


私:「はい。」


衛:「口を開けて下さい。」


私:「はい。」


衛:「ブリッジの裏と一番奥の歯の裏側があまり磨けていないようですね~。」


私:「・・・。」


衛:「歯ブラシは何を使われていますか~?」


私:「ここで進められた歯ブラシと小さい 1 本のブラシですけど・・・。」


衛:「タフトブラシですね~? 」


私:「ああ・・・。それですかね?」


衛:「タフトブラシなら磨ける思うので、しっかりケアしてみてください。」


私:「はい。」


医:「今日は以上です。次回も、頭頚部外科の診察に合わせて、予約を入れておきますのでよろしくお願いします。」


私:「はい。」


歯科口腔外科の診察を終え、頭頚部外科 2 階 23 ブロックへ向かう。


受付を済ませる。


結構な数の人が並んでいた。


ディスプレイを確認すると 4 人ほど先に予約が入っているようだ。


待つことしばし、ディスプレイに番号が表示される。


コンコンコン♪


私:「おはようございます。」


医:「おはようございます。如何ですか~?変わりないですかね~?」


私:「はい。特には・・・。食べ物の温度が分かりづらいくらいですかね~。」


医:「ああ・・・。そうですね~。術後は分かりづらいですかね~。段々、分かってくるようになると思いま

すよ。」


私:「はい。」


医:「はい。それでは口の中を見ていきましょうかね~。」


私:「はい。」


医:「舌を上にあげてください。」


私:「・・・。(指示に従う)」


医:「傷口は大丈夫そうですね。」


私:「・・・。」


医:「次に、舌を前に出してください。」


私:「・・・。(指示に従う)」


医:「舌を右に寄せてください。」


私:「・・・。(指示に従う)」


医:「舌を左に寄せてください。」


私:「・・・。(指示に従う)」


医:「はい。動きも大丈夫そうですね。」


私:「はい・・・。」


医:「順調に回復していますね~。」


私:「はい。ありがとうございます。」


医:「他に何か気になることはありますか?」


私:「術前術後の患部の写真ってもらうことは出来ないんですかね~?」


医;「う~ん。それは無理ですけど~。これを写真に撮ることは問題ないですよ。」


・・・と、モニターに映した患部を見せてくれた。


私:「ありがとうございます。」


医:「他に良いですか?」


私:「切除した腫瘍とかも見せてもらえますか?」


医:「これで良いですか?」


私:「はい。ありがとうございます。」


医:「次回は、一ケ月後に来てください。」


私:「はい。」


手に入れた切除された腫瘍部がこれである。

ボカシを入れたが、腫瘍の大きさが 2.5cm × 2cm 程度、切除部が 4.5cm × 3cm 程度だろうか?


家内に LINE を入れる。


LINE (私):「術後経過、順調」


LINE (家):「良かった。祝杯だね ♪ 」


そして、医師に今日から飲めるか敢えて聞かなかった確信犯の私・・・(笑)。


昼には、早速、辛口味噌ラーメン。晩には・・・。

ビール 1/3 缶・・・(*>∀<)o🍺日本 2 合・・・っ'-')╮ =͟͟͞͞🍶

久しぶりのアルコールは心地よかったが、酔いがぐんぐん回った・・・(笑)。

そして、翌日には、仕事も全開に出張へ・・・=ε=(o゚ロ゚)o


今回は、がんの発見~診察~入院~手術~退院~初検診までをお届けしてみた。


取り敢えず、まだ、健在である・・・(笑)。

 

 

 

 

 

 

 

 

 
 
 

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